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  • 執筆者の写真YUHYA

登ること

私が登山を始めたのは2017年だったと思う。始めは予備校時代の友人と滝をみてドライブするのが習慣だった。秩父や飯能の滝を網羅した時に見つけたのが百尋ノ滝だった。その前に払沢の滝は訪れたことがあったかも。

百尋ノ滝へ行くには川苔橋から行くのか、林道歩き長いな。などと甘いことを言っていた気がします。実際、登山装備などなく百尋ノ滝へ到着。滝の荘厳さに圧倒されました。


時は進んで2017年10月。百尋ノ滝を見終わった我々は山梨への遠征を始めた。有名な滝といえば。そう、西沢渓谷。ここで七ツ釜五段の滝を撮影して満足していた。きっかけふすは覚えていないのですが、大菩薩嶺へ行くことに。これがいわゆる登山の初めの一歩ですね。上日川峠から山頂なら一時間半ほどで到着しますね。その日はとても秋晴れで唐松の紅葉も美しかった。今でも覚えています。あの時の景色があったからこそ今の私がここにいるのだと。この登山で初めて富士山の偉大さ、雄大さ、荘厳さを感じました。この写真の何倍も何倍も美しい生の景色が脳裏に焼き付いています。

私はこの日から晴れた日の登山への思慕が募っていきました。調べてみると富士山の見える山はたくさんあるではありませんか。大月には秀麗富嶽十二景もありますし、丹沢山塊も富士山はしっかり見えますね。




2017〜2022年の今年まで時間をかけて様々な山に登りました。幸い熊にはあっていませんが、寝不足で挑んで具合が悪くなったり、高山病になったり靴づれを起こしたりと。初心者が失敗しがちなミスは私も味わってきました。その度にアップデートして体力や知識をつけてきたと思っています。家から近い山が奥秩父なので秩父、奥多摩、北西の山梨の山々を登ることが多かった。2021年には念願の南アルプスへ登り北岳のゆったりとした尾根を楽しむことができました。少し始まっていた紅葉も捉えることができました。








さて、ここまでそれなりに山に登ったわけですが、ここから私が思う登ることについてお話ししていこうかと思います。登山用アプリを見ると私より体力があり知識があり写真が上手い人がたくさんいます。人と比べなくてもいいのだ、と、考えられたのは最近です。特に体力も人一倍あるわけでもないですし、長距離も歩けません。山の写真は人並みにしか撮れません。何も人より特別なことがないです。けれど山に登ることが好きです。登山の副産物であるカロリー消費や運動不足解消など好む理由はあるものの、山に登ることが楽しみの一つになっています。

 週が開けると登山のことを考え、週末の天気予報と睨めっこしています。書き忘れていましたが、もう一つ大きな趣味がありバンド活動をしてました。コロナで目指していたライブがなくなりそこからバンドから離れて密にならない登山が趣味の中心になったのです。熱中度が移っただけとも言えます。











 登ることはとても辛い。わざわざ荷物を持って登るのですから苦行に他ありません。冬の朝は寒いです。体が温まるまで時間がかかりますし、雪が腐った時の下山も怖い。夏の樹林帯は湿度と気温が高く具合が悪くなりやすいです。現に集中力を欠いて下山時に滑落する人もいます。実際、寿命を縮める行為なのではないだろうかと。だけれど、山頂に立った際の達成感はこれまでの苦労を全てなかったことにしてしまうほど気持ちの良いものです。山頂だけではなく爽やかな風に吹かれながら歩く尾根も私を虜にする理由の一つだと感じています。その中にはガスが多く見通しの悪かった負け登山も何度かありますし、天候不良での敗退もあります。けれども一定期間を空けるとまた登りたくなりますね。

私は山に登って何をするわけでもないですし、記録写真しか撮ってません。将来この登っていたことが何に生きてくるのかまだ見通せずにいます。登ること、登ったことを通して写真を通して将来何か自分に役にたつ人の役に立つ事に繋がればいいと少し思ってます。けれど1番は自然が好きで山が好きで晴れが好き、だから登るのだと思います。

ライフワークです。

これまで撮影した写真チラッと並べておきます。




















































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